日経ビジネス 05年10月03日号



徳真会を生んだ新潟。
元首相・故 田中角栄を輩出し、保守王国のイメージがいまだにつきまとう。
今、この地のあちこちで地殻変動が起きている。

9月11日の衆議院選挙。
新潟5区では、盤石かと思われた衆議院議員の田中真紀子に約2万票差まで肉薄した無名の候補がいた。
ハーバード大学付属病院の研究員を務め、司法試験にも合格した38歳の自民党公認候補、米山隆一だ。

米国滞在時に「国というものの必要性」を痛感した米山が出馬を表明したのは8月中旬。
準備不足だったが、こまめに選挙区を回るうちに大きな手応えを感じ始める。
世代や職業を問わず、多くの県民が改革の必要性を理解していたからだ。